女優として活躍する寺島しのぶさん。
若い頃どんな風貌だったのかや、年代ごとにどんなできごとがあったのか気になるかたも多いと思います。
さっそく、寺島しのぶさんの若い頃の写真やできごと、デビューのきっかけを年代順に振り返ってみましょう。
寺島しのぶのデビューのきっかけや時期は?

寺島しのぶさんは歌舞伎俳優の尾上菊五郎さんを父に持ち、弟は尾上菊之助さん、母は女優の富司純子さんという芸能一家に生まれます。女優という職業を意識したのは、弟・尾上菊之助さんの初舞台を見た時だったのだとか。1989年、高校在学中にテレビドラマ「詩城の旅びと」で女優デビューを飾ります。大学生になり本格的に女優を目指し、劇団「文学座」に入団。舞台、ドラマへと活躍の場を広げ、2000年に映画「シベリア超特急2」で映画デビューを果たしました。

舞台女優として下積み時代を経験したそう!
寺島しのぶの幼少期は?若い頃の活躍やできごとを年代順に振り返り

寺島しのぶさんの幼少期のエピソードや、若い頃の活躍やできごとを年代順に振り返っていきます。
幼少期
寺島しのぶさんは1972年12月28日、京都府京都市で生まれ東京都で育ちます。本名は寺嶋グナシア忍(旧姓名・寺嶋忍)さんといいます。父は人間国宝で歌舞伎役者の七代目尾上菊五郎さん、母は女優の富司純子さんという芸能一家に生まれます。幼少期から歌舞伎の舞台に立つことに憧れていたそうですが、女の子は歌舞伎の舞台に立てないことを知り絶望したこともあったといいます。
幼少期から舞台に立つことへの憧れがあったという寺島さん。しかし、男性しか表舞台に立てないという歌舞伎の世界を知り、悔しい想いもしたことがうかがえます。

歌舞伎の家に生まれたからこその苦悩があったのかも!
10代
寺島しのぶさんが10代の頃の代表的なできごとはこちらです。
- 1985年(13歳):青山学院中等部に進学
- 1988年(16歳):青山学院高等部に進学
- 1989年(17歳):ドラマ「詩城の旅びと」に出演
1985年、青山学院中等部に進学します。青山学院中等部は70年以上の歴史を持つ名門校で、多くの著名人を輩出しています。中等部時代はバレーボール部に所属し主力選手として活躍したそうです。運動神経も良かったのではないでしょうか。
1988年、青山学院高等部に進学します。高等部ではハンドボール部に所属し、東関東代表になるなど、活躍していたそうです。またこの頃は歌手に憧れ、バンドを組んでボーカルを担当し、レベッカやプリンセス・プリンセスのコピーを歌っていたのだとか。本格的なボイストレーニングも受けていたといいます。
1989年、高校在学中にNHKのドラマ「詩城の旅びと」に出演し、ドラマデビューを果たします。寺島さんは主人公の娘である木村美香を演じました。また本作では母・富司純子さんとの初共演を果たしています。
スポーツやバンド活動など充実した学生時代を過ごしていた10代の寺島さん。高校在学時には早くもドラマデビューをしていますが、本格的な女優としての活動は20代に入ってからでした。

この頃から女優として期待されていたのかも!
寺島しのぶさんファンに聞いた、寺島しのぶさんの10代で印象に残っている出来事


青山学院大学で勉学に勤しんでいたというのが印象的ですね。やっぱり彼女の理知的な姿にはとても魅力を感じますね。(30代男性)

高校時代フランスに留学した経験があるとは知らなかった。この頃に最先端の芸術や文化に触れ、今の演技力を培ったかと思うと納得できる。(30代男性)

高校時代にバンドを組んで、ボーカルをしていたというエピソードが印象的でした。彼女がコピーしたレベッカを聞いてみたかったからです。(30代女性)
20代
寺島しのぶさんが20代の頃の代表的なできごとはこちらです。
- 1992年(20歳):劇団「文学座」に入団
- 1996年(24歳):劇団「文学座」を退団
- 2000年(28歳):映画「シベリア超特急2」に出演
1992年、大学在学時に劇団「文学座」に入団します。大学時代、同級生が就職活動を始めた際「私には何もないな」と感じ、真剣に女優を目指すため文学座への入団を決めたといいます。
大学生となり同級生が就職活動を始めたときに、「私には何もないな」とふと気づき、真剣に女優を目指そうと決意し、文学座に入りました。20歳でした。
引用元:産経新聞
1996年、劇団「文学座」を退団します。退団にあたって、当時文学座の看板女優だった杉村春子さんに「外でやってみたい」と相談したところ「あなたはその方が向いていると思っていた」と快く送り出してくれたそうです。
2000年、映画「シベリア超特急2」に出演します。寺島さんにとって初めての映画出演となりました。本作は映画評論家水野晴郎さんが出演・監督・原作・脚本・製作・主題歌の作詞をこなしており、寺島さんのほか、草笛光子さんや長門裕之さん、尾上松也さんら豪華俳優陣が出演しています。
劇団「文学座」に入団し、本格的に女優への道を歩み始めた20代の寺島さん。舞台で着実に実力をつけ、映画デビューを果たしました。映画デビューについて、寺島さんは「舞台での経験を十分に積んでからの映画界入りで本当に良かった」と語っています。

演出家・蜷川幸雄さんの作品に多く出演したそう!
寺島しのぶさんファンに聞いた、寺島しのぶさんの20代で印象に残っている出来事


女優を目指し舞台で活躍していたということが印象的ですね。やっぱり下積みは誰でもあるものなんだと感じ嬉しかったです。(30代男性)

舞台を中心に活動したこと。若いうちから才能にあふれていて、思えば舞台っぽい演技をするなと感じることが多くある。正直顔は綺麗とは思わないけど雰囲気があってすごい俳優だと思う。(30代男性)

文学座に入団し、活躍していたことが印象的でした。彼女が演技派女優になれたのは、ここでの経験があったと思うからです。(30代女性)
30代
寺島しのぶさんが30代の頃の代表的なできごとはこちらです。
- 2004年(32歳):第27回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞
- 2006年(34歳):第29回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞
- 2011年(39歳):第60回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(女優賞)を受賞
2004年、前年に初主演を努めた映画「赤目四十八瀧心中未遂」で、第27回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞します。「赤目四十八瀧心中未遂」では、第28回報知映画賞 主演女優賞や第46回ブルーリボン賞 主演女優賞など数多くの賞を受賞し、映画初主演にして演技派女優としての地位を確立しました。
2006年、前年に出演した映画「Tokyo Tower」で第29回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞します。本作は、江國香織さんによる恋愛小説「東京タワー」を原作とした映画で、寺島さんは物語の主要人物である川野喜美子を演じました。
2011年、前年に主演を努めた映画「キャタピラー」で第60回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(女優賞)を受賞します。1964年の左幸子さん、1975年の田中絹代さんに次いで日本人として35年ぶりに、世界三大映画祭の1つであるベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞するという大きな成果を上げました。また、日本国内でも数多くの賞を受賞しています。
多くの映画に出演し、日本のみならず海外でも高い評価を受けた30代の寺島さん。舞台で培った演技力が花開いた時期だったのではないでしょうか。

いまや日本を代表する女優さんだよね!
寺島しのぶさんファンに聞いた、寺島しのぶさんの30代で印象に残っている出来事


冬の運動会という作品での姿が印象的ですね。彼女の芝居にナチュラルさがあってすごく胸がときめきましたね。(30代男性)

「赤目四十八瀧心中未遂」で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した経歴。個性的で大胆な役柄も演じ切るエネルギーがすごいと思う。「キャタピラー」で笑い泣きするシーンがアドリブだったと聞いて鳥肌が立った。(30代男性)

映画『キャタピラー』で数々の映画賞を受賞したことが印象に残っています。彼女の演技の素晴らしさに私も魅了されたからです。(30代女性)
40代
寺島しのぶさんが40代の頃の代表的なできごとはこちらです。
- 2012年(40歳):第一子を出産
- 2013年(41歳):第36回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞
- 2021年(49歳):第46回報知映画賞 助演女優賞を受賞
2012年9月11日、第一子となる男児を出産します。寺島さんは2007年にフランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんと結婚しており、梨園では異例の国際結婚をして話題となりました。出産後、「子供の誕生とともに母親の誕生でもあります。この子が生まれた奇跡に感謝して、ゆくゆくはらくらく親を飛び越えて行く子供になってもらいたいです」と語っています。
第1子となる男児を出産したことが12日、分かった。所属事務所によると、男児は3680グラムで母子ともに健康という。
寺島は事務所を通じ、「子供の誕生とともに母親の誕生でもあります。この子が生まれた奇跡に感謝して、ゆくゆくはらくらく親を飛び越えて行く子供になってもらいたいです」と母になった喜びを口にした。
引用元:スポニチアネックス
2013年、前年に出演した映画「ヘルタースケルター」で第36回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞します。本作は岡崎京子さんによる漫画を原作としており、寺島さんはモデルである主人公のマネージャー・羽田 美知子を演じました。
2021年、第46回報知映画賞 助演女優賞を受賞します。「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」の三作での受賞となりました。寺島さんが演じたのは、焼き肉店を営む女性やダメ親父に振り回され苦労する娘、スーパーのパート店員など、どれも人間味のある脇役でした。脇役を演じるにあたり「主演でなく脇の時は脇としての役割がある。自分の役をあらかじめ固めるのでなく撮影現場に入ってからが勝負。」と語っています。
特に評価が高かったのは、「空白」でのテンションの高い、おせっかいなスーパーの店員。終盤、それまで内包していた感情があふれ出すシーンが象徴的だ。「主演でなく脇の時は脇としての役割がある。自分の役をあらかじめ固めるのでなく撮影現場に入ってからが勝負。今そこがどんな空気か。それを感じ取ることで初めて役が生まれるというか」
引用元:スポーツ報知
結婚、出産を経てもなお、女優として活躍を続け、その高い演技力を評価されてきた40代の寺島さん。日常のすべてを演技に落とし込んでしまうような、一途な熱意を感じますね。

人間観察が好きなのだとか!
寺島しのぶさんファンに聞いた、寺島しのぶさんの40代で印象に残っている出来事


ミステリードラマでの活躍が印象深いです。やっぱりこういう大人のドラマでの彼女の存在はとてもドラマのクオリティを上げてくれますね。(30代男性)

国際映画祭でも評価される一方、母として家族を養っているということで、女優と母親の二つの顔を見事に両立している姿が印象的。(30代男性)

ドラマ『湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』に出演していたことが印象的でした。すごく考えさせられる演技で、内容がとても面白かったからです。(30代女性)
寺島しのぶの若い頃の髪型はレイヤーの入ったショートヘア

寺島しのぶさんの若い頃の髪型といえば、レイヤーの入ったショットヘアを思い出す方も多いのではないでしょうか。
のんびりの休日に無料配信されてる映画をいろいろ観た。中でも「ヴァイブレーター」が最高によかった。17年くらい前の映画で主演が大森南朋と寺島しのぶ。大森南朋が最高にカッコよくていい男です(^.^)R15指定ですが、それ以上に見終わった後の爽やさが。挿入歌もはっぴいえんど、浜田真理子等々GOOD👍 pic.twitter.com/Ya7Fbjwr5z
— hiro (@takuhironana777) February 11, 2020
黒髪のイメージが強い寺島さんですが、少し明るい髪色のショートヘアも似合っていますね!
寺島さんが30歳前後だった2000年代はレイヤーを多く入れたヘアスタイルが流行していました。また、役に徹する女優さんということもあり、流行だけでなく役柄に合わせてヘアスタイルを変えていたのかもしれません。

のちに役柄に合わせて坊主にしたこともあったのだとか!
まとめ

今回は、寺島しのぶさんの若い頃の活躍や出来事を、画像とともに振り返りました。

年代ごとに印象深い出来事がたくさんあったね!
これからの活動も頑張ってほしいと思います。